cmd_sing 0.9 – PC88のCMD SING文をそれなりに再現

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Windowsソフト

概要

cmd_sing は、PC-8801の CMD SING 文をWindowsで再現したプログラムです。CMD SING 文の音をそれなりに再現できます。-save_wavオプションを指定しなければ発音し、-save_wavオプションを指定すれば音声をWAVファイルとして保存できます。

使い方

使い方: cmd_sing [オプション] 文字列

オプション:
  -D変数名=値            変数に代入。
  -save_wav 出力.wav     WAVファイルとして保存。
  -help                  このメッセージを表示する。
  -version               バージョン情報を表示する。

文字列変数は、{変数名} で展開できます。

CMD SING文 (8801のみ) (タートル拡張)

  • 【機能】 音楽を演奏します。
  • 【語源】 Command sing
  • 【書式】 CMD SING サブコマンド文字列
  • 【文例】 CMD SING "CDE" ⇒ ドレミを演奏
  • 【説明】 サブコマンド文字列で指定されたメロディーを演奏します。サブコマンド文字列は、ミュージックサブコマンドを並べた文字列です。ミュージックサブコマンドには、テンポ、オクターブ、長さ、音符、休符などを指定できます。ミュージックサブコマンドは文字と引数で指定します。引数は数字か変数名で指定できます。たとえば、テンポを120にしたい場合は、次の2とおりの方法があります。
    • CMD SING "T120"
    • tempo=120:CMD SING "T(tempo)"
  • ミュージックサブコマンドの文法は次のとおりです。
記号条件説明
Tn48≦n≦255テンポを設定します。1分間に演奏する4分音符の数をnで指定します。
On3≦n≦6オクターブを設定します。
Ln1≦n≦32音符・休符の長さの既定値を設定します。全音符の場合はn=1、四分音符の場合はn=4となります。
R[n][.]1≦n≦32休符を演奏します。nの値で長さを指定します。.は符点を表します。
CB[+/-][n][.]1≦n≦32音符を演奏します。nの値で長さを指定します。.は符点を表します。+/-でシャープかフラットを指定できます。CDEFGABはそれぞれドレミファソラシに対応します。
Xnn=0,1テキスト画面の表示を制御します。0でテキスト画面を消し、1で表示します。
RPj[...]1≦j≦255[ ]の中身をj回繰り返します。入れ子は8レベルまでです。
  • 【注意】 CMD SING文はタートル拡張命令であり、8801のみで使用できます(無制限モードを除く)。CMD SINGを使用する前にBLOAD "@exst*v2"BLOAD "@exst"を実行する必要があります(無制限モードを除く)。古い機種ではテキスト画面を消さずに演奏すると、聞きづらくなりますので、テキスト画面をX0CMD TEXT OFFで表示を切り替えることをおすすめします。255文字を越える長さの文字列を指定すると、String too longエラーが発生します(無制限モードを除く)。

ダウンロード

安心安全のベクターからダウンロードできます。

開発履歴

  • 2025-01-06 Ver.0.8
    • 変数を使用可能に。
  • 2025-01-06 Ver.0.9
    • 保存に関する不具合を修正。

使用許諾

  • 本ソフトウェアの使用においては、LICENSE.txtに記載されている「fmgon ライセンス」の使用条件に従ってください。

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