cmd_sing 1.7 – PC88のCMD SING文を再現

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Windowsソフト

概要

cmd_sing は、8ビット時代の古いパソコンPC-8801の CMD SING 文を、現代のWindowsパソコンで再現したプログラムです。懐かしのCMD SING 文の音を再現できます。

使い方

使い方: cmd_sing [オプション] 文字列

オプション:
  -D変数名=値            変数に代入。
  -save-wav 出力.wav     WAVファイルとして保存。
  -stopm                 音楽を止めて設定をリセット。
  -stereo                音をステレオにする(デフォルト)。
  -mono                  音をモノラルにする。
  -bgm 0                 演奏が終わるまで待つ(デフォルト)。
  -bgm 1                 演奏が終わるまで待たない。
  -help                  このメッセージを表示する。
  -version               バージョン情報を表示する。

文字列変数は、{変数名} で展開できます。

CMD SING文 (8801のみ) (タートル拡張)

  • 【機能】 音楽を演奏します。
  • 【語源】 Command sing
  • 【書式】 CMD SING サブコマンド文字列
  • 【文例】 CMD SING "CDE" ⇒ ドレミを演奏
  • 【説明】 サブコマンド文字列で指定されたメロディーを演奏します。サブコマンド文字列は、ミュージックサブコマンドを並べた文字列です。ミュージックサブコマンドには、テンポ、オクターブ、長さ、音符、休符などを指定できます。ミュージックサブコマンドは文字と引数で指定します。引数は数字か変数名で指定できます。たとえば、テンポを120にしたい場合は、次の2とおりの方法があります。
    • CMD SING "T120"
    • tempo=120:CMD SING "T(tempo)"
  • ミュージックサブコマンドの文法は次のとおりです。
記号条件説明
Tn48≦n≦255テンポを設定します。1分間に演奏する4分音符の数をnで指定します。
On3≦n≦6オクターブを設定します。
Ln1≦n≦32音符・休符の長さの既定値を設定します。全音符の場合はn=1、四分音符の場合はn=4となります。
R[n][.]1≦n≦32休符を演奏します。nの値で長さを指定します。.は符点を表します。
CB[+/-][n][.]1≦n≦32音符を演奏します。nの値で長さを指定します。.は符点を表します。+/-でシャープかフラットを指定できます。CDEFGABはそれぞれドレミファソラシに対応します。
Xnn=0,1テキスト画面の表示を制御します。0でテキスト画面を消し、1で表示します。
RPj[...]1≦j≦255[ ]の中身をj回繰り返します。入れ子は8レベルまでです。
  • 【注意】 CMD SING文はタートル拡張命令であり、8801のみで使用できます(無制限モードを除く)。CMD SINGを使用する前にBLOAD "@exst*v2"BLOAD "@exst"を実行する必要があります(無制限モードを除く)。古い機種ではテキスト画面を消さずに演奏すると、聞きづらくなりますので、テキスト画面をX0CMD TEXT OFFで表示を切り替えることをおすすめします。255文字を越える長さの文字列を指定すると、String too longエラーが発生します(無制限モードを除く)。

ダウンロード

安心安全のベクターからダウンロードできます。

対応環境

  • Windows XP以降。

変更履歴

使用許諾

  • 本ソフトウェアの使用においては、LICENSE.txtに記載されている「fmgon ライセンス」の使用条件に従ってください。
  • 本ソフトウェアのソースコードは https://github.com/katahiromz/cmd_sing からダウンロードできます。
  • 本ソフトウェアの一部は、cisc さん (cisc@retropc.net) が著作権を所有しています。

その他の注意

  • 今となってはこのようなコマンドを使った音楽制作は時代遅れとなってしまいました(要検証?)。現代的なデジタル音楽制作を楽しみたいのであれば、DTM/DAW のフリーソフトでも探してみてください。とは言っても、当時の遺産が…(以下、臨時駐屯政府の要請で議事録から削除済み)

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