「ReactOS開発の手引き」でシステム日時に少し触れましたが、システム日時を過去の日時に変更した後にファイルを編集するとまずいという話をします。
システム日時を古い日時に変更した後、ソースファイルを編集して保存すると、ファイルのタイムスタンプが古い日時になります。ファイルのタイムスタンプの比較はビルドツールの基本です。ビルドの際、ソースよりもターゲットの方が新しいと、ビルドツールはソースに更新なしと見なします。ですから、ファイルのタイムスタンプが異常に古いとビルドに失敗する恐れがあります。これはシステム日時を変更する開発において、よくはまる落とし穴です。
対策としては、ソースファイルを編集する前にシステム日時を最新にすること、もしくはソースファイルのタイムスタンプを更新すること、システム日時を最新にした後、touch
プログラムを使うこと、あるいは適当に変更して名前を付けて保存すること、などが考えられます。
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